愛媛県総合科学博物館 スーパーコンピュータ「京」公開

◆愛媛県総合科学博物館 スーパーコンピュータ「京」公開 2019年11月23日

愛媛県総合科学博物館のHPに地味ィ~~~に紹介されていました。

内容は「2011年に世界一の速さを記録し、高い実用性を持ち、様々な分野で画期的な成果を上げたスーパーコンピュータ「京」の実物1台と中心部品を愛媛県総合科学博物館で常設展示いたします。スーパーコンピュータ「京」は、2019年8月30日に稼働を完全終了し、その役目を後継機「富岳」に託し、7年の歴史に幕を閉じました。「京」の部品は11月5日に全国13の博物館や研究施設に贈呈されました。愛媛県総合科学博物館では、中国・四国・九州地方の中で唯一「京」を展示し、また、全国で最も早く「京」の筐体を公開いたします。」と。

愛媛県総合科学博物館は全国13の贈呈先の1つに選ばれ、最も早く展示を行うと言うことで、次の一時帰国時にはぜひ見てみたいものです。愛媛県総合科学博物館は小学生中~高学年くらいでも楽しめる施設が多くあるので私も子供を連れて良く通っていました。

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◆スーパーコンピュータ「京」

「京」は兵庫県神戸市のポートアイランド(人工島)に設置されていました。京は世界で初めて毎秒1京回(京は兆の1万倍)の計算速度を達成した日本の旗艦スパコンで、2012年の本格稼働から約7年で役目を終えました。やはり二位じゃダメでしょう!巨額の維持管理費などが壁となり移設は見送られましたが、一部パーツを展示に活用してもらおうと全国の科学館や博物館などに呼び掛け、8都府県計13施設への寄贈が決まったとの事です。

兵庫県内では、バンドー神戸青少年科学館(同市中央区)、計算科学振興財団(同)、高度情報科学技術研究機構神戸センター(同)、神戸大経済経営研究所の経営機械化展示室(同市灘区)、姫路科学館(姫路市)の5施設です。

また、計算科学研究者の育成のため5万円以上寄付してくれた人にシリアルナンバーを打刻した中央演算処理装置(CPU)の記念品を贈る企画を実施しているとの事です。

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◆後継機は「富岳(ふがく)」、「京」の最大100倍

「富岳」は2021年ごろに運用を始める予定で、京の最大100倍の実行性能を目指すとの事です。富岳は「京」と同様、理研 計算科学研究センター(同神戸市)に設置されます。理研の松本紘理事長は「創薬や防災を発展させる上で必要なシミュレーションに加え、AI、ビッグデータ分析の基盤として活躍すると確信している」と語っています。

富岳は「富士山」の別名です。富士山のように高く(性能が高く)、裾野が広く(対象分野が広く)、海外での知名度も高くなってほしい、などの理由から名付けられました。各国のスーパーコンピュータの名称は山にちなんだものが多く、発音がしやすいことも考慮したという事です。

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私はこの分野での投資は絶対に必要だと考えています。応援しています。