ドゥテルテ大統領「貧乏な人はガソリンで」消毒提案 冗談かと思ったら本気でした コロナ終息の道のりは遠く

フィリピンのドゥテルテ大統領が新型コロナウイルスへの感染対策として、アルコールが手に入らない人に対して驚きの方法を提案した。

ドゥテルテ大統領「アルコールが手に入らないなら、特に貧乏な人はガソリンスタンドに行って何滴かガソリンを手に垂らせばそれで事足りる」と。

ドゥテルテ大統領は7月30日の記者会見でこう述べ、アルコールの代わりにガソリンを使うという驚きの消毒方法を提案した。また、ドゥテルテ大統領は会見中にアルコールを自分の口に噴霧し、顔をしかめる仕草も見せた。ドゥテルテ大統領は先週も「マスクはガソリンで消毒すると良い」と発言し、その後に当局から訂正されたばかりだった。


ドゥテルテ大統領「貧乏な人はガソリンで」消毒提案(20/08/01)

 

コロナ終息の道のりは遠く

当該発言に先立ち「消毒にはガソリン使えばいいよ」と発言していたドゥテルテ大統領。せっかく大統領スポークスマンが「あれは冗談だった」と釈明したにもかかわらず、7月31日の会見で再度「俺が言ったことは本当だよ。アルコールが手に入らない場合はガソリンスタンドに行くだけ。ガソリンは消毒剤だよ。」と発言したドゥテルテ大統領。

冗談にしても現状のコロナ感染拡大状況では、冗談を言っている場合ではないでしょう。そして、消毒用アルコールは比較的供給が間に合っているため、政府が動けば貧困層へも供給も行えます。そうです、フィリピンの最も重要な対策は貧困層の感染拡大防止なのです。貧困層対策無くしてフィリピンのコロナ克服はあり得ないのです。

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