もう少し真面目に取り組めませんか? フィリピンの緩みまくっているコロナ対応 世界最長の封鎖は何だったのか??? 

新型コロナウイルス感染防止策として3月中旬からマニラ首都圏で続けてきた「封鎖」措置が、6月1日から緩和された。エリアによって警戒度は、ECQ(広域的隔離措置;いわゆる都市封鎖)>MECQ>GCQ(一般的なコミュニティ隔離措置)>MGCQ、に区分されている。限定的ながら、オフィスへの出勤や商店の営業、公共交通機関の運行が再開される。ただ、外出できる年齢は18~59歳に制限され、休校も継続。店内での飲食やスポーツジムの営業も引き続き禁じられる。この「封鎖」解除は感染者減による前向きなものではなく、経済的に追い込まれ立ち行かなくなった側面が大きい。新型コロナウイルスの新規感染者数の推移を見ても明らかだろう。検体数を増やしている影響もあるが、むしろ緩和される直前の方が増加している。それほど、フィリピン経済は深刻なのだ。
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緩みまくっているコロナ対応 世界最長の封鎖は何だったのか???
先日、新型コロナウイルスの日本の対応に関して、麻生副総理は「国民の民度のレベルが違う」との電話でのやり取りを紹介した(メディアを通して変な形で取り上げられているようだが・・・)。一部のメディアが曲解、反日的な報道により「他国の民度が低い」と誤解され、麻生副総理は釈明に至る事態となった。
メディアはどう言えば納得するのか?「日本国民の意識は高い」と言えば「他国民の意識は低い」、「日本国民は真面目」と言えば「他国民は不真面目」と、どんな言い方をしても日本を貶める報道をするでしょう。
それはそれとして・・・わたしは「日本国民の民度は素晴らしい、レベルが高い」と率直に感じる。フィリピンの新型コロナウイルスの推移は上記グラフで示した通り、また下記写真(一枚目)は、あくまで一例であるがとあるフィリピンの日常の風景である。ソーシャルディスタンスのために設けられたサークルには、場所取りのために靴や袋を置き、人々は「密」な状態で休んでいる。確かに、フィリピンは暑いがこれはあまりにも意識が低いと言わざるを得ず、完全に緩み切っている。敢えて、揶揄するために乗せているが、写真(二枚目)の猫の方がよほど立派である。
 
フィリピンよ、もう一度「封鎖」をやり直すのか?集団免疫獲得作戦に移行するのか? メディアよ、これをどのように表現するのか?
フィリピンに住む一日本人として、自身も感染リスクを抱えている身として苦言を呈したい。
「もう少し真面目に取り組めませんか?」
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