わたしはしばらく海外に滞在しているので最近ようやく認知したのですが、本格的に人気が出てきたのは2018年からのようです。わたしの同僚で知っている人は皆無だったのでまだまだ認知度は高くは無いと言えるでしょう。
初期は「仕事猫現場」という名称だったが、後に「仕事猫」となりました。「猫+現場」のアイデアを活用しているが、黄色いヘルメットの部分は猫の足跡が描かれた白いヘルメットに替えられている。また、フリー画像の胴体部分はそのまま活用できないため、それに似た体勢をくまみね氏が描き直しています。
2019年には、LINEスタンプやカプセルガチャ限定のラバーキーチェーンなどが発売されている。2019年10月には、仕事猫がついに「ヨシ!」部分の元である中央労働災害防止協会とコラボし、現場で働く外国人向けの漢字ドリルが発売され、さらには2020年2月には啓発ポスターも発売され、多くの現場で掲示されるようになった。
現場猫の歴史
現場猫の元となった画像は、くまみね氏が2016年にツイートした「夜中科学電話相談」が初出と言われている。猫が受話器を取り、「どうして夜中に起きてるんですか?」と言っている画像である。これ以降もくまみね氏が電話をかける猫の画像を投稿し、そのうち、自然発生的にこれらの画像が「電話猫」と呼ばれるようになったと思われる。
その後、画像掲示板「ふたば☆ちゃんねる」で電話猫のコラージュ画像が作られるようになり、これが後の「現場猫」誕生につながることになった。2017年後半にはニコニコ静画にパロディの絵が投稿され始め、知名度も上がっていった。
この画像や他に投稿した画像をもとにくまみね氏が2017年11月にLINEスタンプ「電話猫」を作成している。その後も種類を増やし、2018年8月現在には「電話猫」「電話猫2」「電話猫3」「こねこ電話相談」の4種類ができている。
2018年8月ごろからTwitterでも流行し始め、8月中旬には大流行。ニコニコ静画にもパロディイラストが多数投稿されるようになった。
ちなみに、コラ画像に白い動物が登場することがあるが、これは同作者の「くまみねのしろくまスタンプ」などに描かれているしろくまが元ネタになっている。
この電話猫の顔に、素材サイトのソザイングの「人型オブジェクト怒る」の首から下の部分、ヘルメット、中央労働災害防止協会の指差し呼称シールなどに書かれている「ヨシ!」の文字、を加工してつなぎ合わせ、電話猫ならぬ「現場猫」が生まれた。
基本的に「ヨシ!」と現場で指差呼称しているものが多いが、実際は「ヨシ!」と言ってはいけない、あわや労働災害なネタ的な状況のことが多い。
パロディ色多彩なカワイイ現場猫