フィリピンのドゥテルテ大統領は1日、新型コロナウイルス対策として実施されている移動制限への抗議活動を念頭に、「過激な行動を取れば射殺する」と警告しました。
ドゥテルテ大統領は「私からの警察と軍への指令は、射殺しても構わないということです」、「私は射殺を命じることを躊躇しない」と、強く警告しました。
マニラ首都圏を含むルソン島全域では、先月中旬から、都市封鎖に伴う移動制限が実施されていて、1日、ケソン市では生活困窮者らが政府に食料援助などを求める大規模な抗議集会を開き、21人が逮捕されていました。ドゥテルテ大統領は、すでに軍や警察などに対し、取り締まり中に身の危険を感じた場合は、銃を使用するよう指示したということです。
ちなみにデゥテルテ大統領は以前にも、麻薬、汚職などに対しても射殺と言う言葉を使用し、実行しています。しかし、そんなドゥテルテ大統領ですが、高い支持率を維持しています。
首都圏Lock downから2週間 いまだ収束の気配が見えない感染者数(2020年4月4日現在)
コロナで命を落とすか、経済的に命を落とすかの戦い
フィリピンは富裕層と貧困層の差が非常に大きいです。また、日雇い労働者も多く経済封鎖は即彼らの生活に打撃を与えます。コロナで命を落とすか、経済的に命を落とすか、世界には極限まで追い詰められている人がいます。
一方で、日本では卒業旅行のヨーロッパでウイルス貰って、日本に持ち込んで、体調が悪いのにそのまま卒業式に出席して、感染を広げて・・・とかちょっと理解に苦しむ報道を見て悲しくなります。平和ボケな日本のバカ者どもよ!ぜひフィリピンにいらっしゃい!!その腐った根性も叩き直されることでしょう。
現在でも日本からの入国は可能です。しかし、入国後は14日間の隔離生活、昼間の行動規制、夜間の外出禁止、厳しい移動制限、アルコールの購入もNG、万が一コロナにかかっても十分な医療を受けられない極限状況・・・。
油断していたら日本も後を追うこととなるでしょう。国や政府の要請は関係ありません。そうならないためにも、各個人が最大限責任を持った行動を行いましょう。